先進セラミックス研究センターについて
設置目的
地球規模で直面する環境・資源・エネルギー問題を解決し、持続型社会の構築を実現するため、知的マテリアル創製学を核とし、地球の資源と技術が融合することで発展してきたセラミックス産業文化を範として、地域に即した多様な新価値を探求する、国際的・学際的・融合的な先進セラミックスの工学研究を実施し、社会に還元する。
沿革
1973 年 | 窯業技術研究施設創設(名古屋市昭和区・名古屋工業大学御器所地区内) |
1977 年 | 岐阜県多治見市旭ヶ丘に新棟移転 |
1991 年 | セラミックス研究施設として拡充改組 |
2001 年 | セラミックス基盤工学研究センターとして改組 |
2012 年 | 先進セラミックス研究センターとして改組 |
活動内容
学術研究
本研究センターにおける研究成果は、各種学会で発表するほか、内外の学術雑誌に論文として公表されています。さらに、毎年の研究活動は、オープンキャンパス、成果報告会の開催及び「先進セラミックス研究センター年報」 の発行により広く効果が利用されるように工夫しています。
学部・大学院教育
本研究センターの教員は、名古屋工業大学工学部生命・応用化学科及び大学院工学専攻環境セラミックスプログラムに参画し、学部生、 博士前期(修士)及び博士後期課程の研究指導を行います。 また、社会人大学院生の研究指導も行っています。
公開講座・講習会・講演会
セラミックス企業及び試験研究機関の技術者を対象に公開講座・講習会・講演会を実施しています。 (受講お問い合わせ・お申し込みは名古屋工業大学学務課まで)
第 42 回2022年度持続可能な将来社会を実現するための材料開発に向けて
年度 | 公開講座のテーマ | |
第 13 回 | 平成 9 年度 | セラミックスの基礎と応用 |
第 14 回 | 平成 10 年度 | セラミックスの基礎と応用 (2) |
第 15 回 | 平成 11 年度 | セラミックス材料の合成と解析・評価 |
第 16 回 | 平成 12 年度 | 90 年代におけるセラミックスの進歩と課題 |
第 17 回 | 平成 13 年度 | 新世紀セラミックスの基礎技術 |
第 18 回 | 平成 14 年度 | 21 世紀におけるセラミックスの役割 -その技術と課題- |
第 19 回 | 平成 15 年度 | 新しい機能性セラミックスの開発と評価 |
第 20 回 | 平成 16 年度 | セラミックス研究のフロンティア - 機能を活かす製法と評価法 - |
第 21 回 | 平成 17 年度 | これから役立つセラミックスの技術と学理 |
第 22 回 | 平成 18 年度 | ものづくりの基礎となるセラミックスの製造技術と応用例 |
第 23 回 | 平成 19 年度 (1) | 新しい機能性セラミックスの開発 |
第 24 回 | 平成 19 年度 (2) | 先進的なセラミックスの設計と評価 |
第 25 回 | 平成 20 年度 (1) | 新しいセラミックスの材料設計 |
第 26 回 | 平成 20 年度 (2) | 機能性セラミックスのフロンティア |
第 27 回 | 平成 21年度 | 名古屋工業大学・セラミックス講義IN多治見 |
第 28 回 | 平成 22 年度 (1) | 未来材料の創出-環境調和セラミックス- |
第 29 回 | 平成 22 年度 (2) | 未来材料の創出-新しいエネルギー変換システムへ向けて- |
第 30 回 | 平成 23 年度 (1) | エネルギー変換材料の設計と評価 |
第 31 回 | 平成 23 年度 (2) | 環境と調和する新しいセラミックス |
第 32 回 | 平成 24年度 | 先進マテリアル研究の最前線 |
第 33 回 | 平成 25年度 | 先進的な構造評価設計技術の実際 |
第 34 回 | 平成 26年度 | 先進機能セラミックス材料の開発と評価の実際 |
第 35 回 | 平成 27年度 | 宝石をつくる |
第 36 回 | 平成 28年度 | 表面・界面を活かした材料づくり |
第 37 回 | 平成 29年度 | 人の暮らしに貢献する代替材料 |
第 38 回 | 平成 30年度 | グリーンテクノロジーに資する機能性材料 |
第 39 回 | 2019年度 | 様々な分野で活躍するナノ制御セラミックス |
第 40 回 | 2022年度 | 持続可能な将来社会を実現するための材料開発に向けて |
第 41 回 | 2023年度 | 新奇な環境セラミックス材料の開発と構造科学 |
協定校及び連携協定
本研究センターとの協定校
- リーズ大学 The Institute of Particle Science and Engineering (イギリス 2007.11.6締結)
http://www.engineering.leeds.ac.uk/ipse/ - Beijing Univ. of Chemical Tech, The Institute of Carbon Fibers and Composites (中国 2007.11.21締結)
- Korea Institute of Ceramic Engineering and Technology (韓国 2008.3.31締結)
http://www.kicet.re.kr/en/index.asp - The Institute of Minerals and Materials Technology-IMMT (インド 2013.8.11締結 2018.8.11更新)
http://www.immt.res.in/ - Swiss Federal Laboratories for Materials Science and Technology (Empa) Laboratory for Advanced Materials Processing (スイス 2016.5.31締結)
https://www.empa.ch/web/empa
本研究センターとの連携協定
- 岐阜県セラミックス研究所 (多治見市 2006.10.11締結)
組織
2研究部門の下、6人の専任教員、9人の客員教員、2人の技術職員、1人の事務職員で構成されています。また、プロジェクト研究所を設置して地場産業と密着した研究も行っています。
☆ 技術・事務部門
技術職員: 日比野 寿・石原 真裕 事務職員: 加納 夕子
☆ プロジェクト研究所
界面制御工学研究所
共同研究・受託研究
民間企業・試験研究機関との共同研究・受託研究を行う制度があります。
2022年4月1日